シェイク!Vol.10 ヤヴァイ企画の話
平岡大典(NHK)
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草彅洋平(東京ピストル代表取締役社長)
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吉田尚記(株式会社ニッポン放送)
異なる業種で活躍する3人がそれぞれの視点で語り合い、新たな価値観を生み出すヒントを見つけるトークセッション「シェイク!」。
連載最終回は、どんな人が実際ヤヴァい企画を思いつくのか、またその企画を実際に形にするにはどうするのか。話は膨らんでいった。
自分の言葉を持っている人のほうが面白い
草彅 ぼく、「カフェをやりたいんですが….」とか学生なんかに相談されたら「やったらいい」って答えてます。その瞬間にやるのが大事なんですよ。1年後にはもうブームは過ぎてるし、本人も冷めちゃってる。
草彅 その瞬間の熱量がすごい大事。
草彅 そうそう。あと、その瞬間にできなくても、5年経ってもずっとやりたいなって思ってることはやったほうがいい。それはタイミングを待ってる気がするんですよね。そこの見極めが大事です。感覚で生きてるだけですけど、意外と失敗はしてない。あ、2回ぐらい失敗したけど、まだ元気です。
草彅 失敗やばいですよ。血まみれになったりしましたからね。
草彅 ぼくは以前あるIT会社に役員として関わって、数億訴訟される一歩手前までいったことがあるんですよ。天才エンジニアのアメリカ人の代表が勝手にコードを組みまくった結果、日本の法律がわからなくて、同意なしで個人情報を取得していたという。
草彅 勢いあったベンチャーだったため、大事件になってしまってですね、新聞の一面やNHKのニュースでも放送されました。ぼくはクライアントや関係者に謝罪に謝罪を重ね、彼女とも別れるという地獄絵図。あ、なんか暗くなっちゃった?
草彅 ぼくがコードを読めて管理できていたら、事件は起こらなかったかもしれないですが、後の祭りですね。でも、ものすごい可能性があった事業が一瞬で崩壊してしまった。
草彅 2006年、会社を作るまえに「100%ムネオナイト」というイベントをプロデュースしました。鈴木宗男さんの本を編集したことをきっかけに、宗男さんにクラブでDJしてもらいました。汚職事件でムネオハウスという言葉が話題になって。
草彅 そうです。だから本当にDJパーティをやっちゃおうと。これ、2006年のヤフーニュースの上半期PV数1位なんですよ。その3日後、会場だったクラブが無許可営業で逮捕されちゃいました。
草彅 「ムネオ議員出演クラブを無許可営業で摘発」みたいな報道で、まるで宗男さんが犯罪者のように……。って、すべて僕が勝手にお願いして進めていた企画ですが、スマッシュヒットを出すと、その後怖いことになるというのも思い知らされましたね。
草彅 そうですねえ。
草彅 募集してます!!
草彅 企画ならたくさんあります。
草彅 ファンキーな人にはファンキーな人が集まりやすいですよね。
草彅 正しい意見だと思いますね。やっぱ就職しようかなあ。
草彅 両方が存在できるといいんですけどね。
草彅 いま寝てましたねえ(笑)。
草彅 さっきよっぴーさんが言っていた王道のペアだ。
草彅 ぜひ、ぼくを呼んでください。
(終わり)
シェイク!Vol.10 ヤヴァイ企画の話
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第1回:
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第2回:
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第3回:
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第4回:
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第5回:自分の言葉を持っている人のほうが面白い
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